作成日:2025/07/28
(更新日:2025/07/28)

こういった疑問に答えます。
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本記事のテーマ
Windows10サポート延長プログラム「ESU」とは?
記事の信頼性
300社ほどの企業のパソコンサポートを担当していました。
今ではパソコン修理会社を設立して、年間1,000台以上のトラブル対応を行っております。
この記事から得られる事
2025年10月にWindows10の無償サポートが終了します。それに伴いESUプログラムによる最大1年間の延長が可能となりました。
この記事ではESUとはなにか?ESUの有効方法について解説します。
この記事を読むことで、ESUプログラムについてわかります。
今回はESUプログラムについて紹介します。条件を満たせばESUプログラム登録により最大1年間の延長サポートが可能です。
・Windows10を使用している方
・Windows11への移行がまだ難しい方
Windows10のサポート終了について
Microsoft公式によると、2025年10月14日にWindows10 のセキュリティ更新・テクニカルサポート提供が終了します 。
終了後もOS自体は動作しますが、新たな脆弱性の修正が受けられずセキュリティリスクが大幅に高まります。
ESU(拡張セキュリティ更新)とは
ESUは、Windows10サポート期限終了後にも重要な更新のみを提供する有償プログラムです。個人ユーザーでも年間約30ドルで登録可能です。
また、条件を満たせば無料で登録することもできます。
ESU登録条件と対象
対象はWindows10 22H2のHome/Pro/Pro Educationなどのパソコンです。
ローカルアカウントでは登録できずMicrosoftアカウントでのサインインが必要です。
ローカルアカウントを利用の方は以下の方法でMicrosoftアカウントへ切り替え可能です。
無料でESUに加入する方法
次の3つのいずれかの方法でESUに登録することができます。
・Windows Backupを使って設定をクラウドに同期する(追加費用なし)
・Microsoft Rewardsの1000ポイントと交換する(追加費用なし)
・30ドルを支払う(地域によって価格が異なる場合がある)
ESU登録後にすべきこと
延長期間は最長2026年10月13日まで。期間中にWindows11への移行計画を立て、安全にPC環境を更新しましょう。
ESUは延命措置であり、永続的な利用には向きません。
なお、更新されるのは重要なセキュリティプログラムのみで、ソフトウェアやデバイスドライバーなどの更新は対象外です。ESU登録後に特定のソフトが動作しなくなる可能性があります。
比較表:選べる3つの選択肢
対応策 | 特徴 | 留意点 |
---|---|---|
ESU無料取得 | 条件を満たせば無償で1年延長 | 必要条件がやや難しい |
ESU有料購入 | 登録すれば確実に延長 | 年間約30ドルのコストあり |
Windows11へアップグレード | 長期的に安全な選択 | PCスペック、対応可否の確認が必要 |
まとめ
- 2025年10月14日までにESU登録すれば、最大1年間の無料延長が可能
- その後は有料サポートで続けるか、Windows11への移行を検討
- 延命ではなく“移行準備の猶予とつなぎ”として活用が望ましい