作成日:2020/09/27
(更新日:2021/04/12)
こういった疑問に答えます。
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本記事のテーマ
【詐欺】Amazonから「お支払い方法の情報を更新」という不審なメールが届いたときの対応方法
記事の信頼性
200社ほどの企業のパソコンサポートを担当していました。
今ではパソコン修理会社を設立して、年間500台以上のトラブル対応を行っております。
この記事から得られる事
Amazonから「お支払い方法の情報を更新」という不審なメールが届いたときの対応方法について解説します。
この記事を読むことで、「怪しいメール」「フィッシングメール」などに騙されない為の判断基準がわかります。
【詐欺】Amazonから「お支払い方法の情報を更新」という不審なメールが届いたときの対応方法
2020年9月現在、Amazonからの不審なメールが相次いで報告されています。
筆者のメールアドレスにも届きました。
しかもAmazonアカウントとして登録しているメールアドレス宛に届いています。
普段からコンピューターウィルス除去やセキュリティ対策をしている立場から見て、
「このメールが危険なのか」「どういったケースが危険なのか」等について解説します。
また、危険なメールの見分け方について紹介します。
対策①送信元を確認する
見に覚えのないメールや情報を入力させるメールなどは詐欺の可能性が高いです。
まずはじめに送信元のメールアドレスを確認しましょう。
相手の名前が「Amazon」となっていたとしても、実際は違うことがあります。
そもそもメールアカウントの名前は任意の名前に変えられるので、名前だけで判断するのは非常に危険です。
実際にAmazonを名乗るメールアカウントを調べてみました。
account-update@amazon.co.jp と記載されています。
ですが、よく見てみると別のメールアドレスが発信元であることがわかります。
amazon@amazonvvx.xyz と記載されています。こちらが発信元です。
これはかなり怪しいです。
メールアドレスを確認する際のポイント
①@以降の記載を確認する
Amazonからの通常のメールでは「@amazon.co.jp」が使用されていますが、本メールでは「@amazonvvx.xyz」と記載されており、通常のものと相違があります。
②ドメインの種類を確認する
基本的に企業のメールは「co.jp」や「or.jp」が多いですが、今回のように見慣れないドメインの場合は注意が必要です。
「co.jp」や「or.jp」は会社の登記情報等が無いと利用できないドメインの為、信用度は高い傾向です。
③名前で判断しない
相手の名前が「Amazon」となっていたとしても、本物かどうかはわかりません。
表示名は自由に変えられるので、名前だけで判断しないようにしましょう。
対策②メールアドレスをググる
詐欺メールの場合、ネット上では情報が出回っている場合があります。
そのため、メールアドレスを検索で調べてみると詐欺メールだとわかる場合があります。
試しに今回表示されていた「account-update@amazon.co.jp」で検索してみます。
「詐欺メール」「フィッシング」などの情報が出てきます。
1サイトの情報だけでなく、複数のサイトの情報を確認して判断するようにしましょう。
対策③Gmailへ転送してみる
Gmailは非常にセキュリティに優れたメールソフトです。
悪質なメールはブロックしたり、注意喚起のメッセージを出してくれます。
私はoutlook2016とgmailを併用していますが、outlook2016では普通に受信したAmazonを名乗る詐欺メールが、gmailでは自動的に迷惑メールに振り分けていました。
実際にGmailへ転送してみると、「このメールにはご注意ください」とメッセージが表示されました。
このように警告が出たからといって、100%詐欺メールだと断定はできませんが、限りなく黒に近いと言えます。
対策④「カード情報やパスワードは登録時だけ」と覚えておく
基本的にカード情報を入力するのは、支払い時や登録時だけです。
カード情報を再入力する可能性があるのは、カードが新しくなっており決済が完了しなかった際や、そもそも登録時に間違っていたときです。
そして決済時にカード情報が間違っていれば、決済時にエラーが発生するためその場で訂正する流れとなります。
今回のようにメールでカード情報を更新することなど基本的にありえません。
大事なことなので二回言いますが、カード情報を入力するのは、支払い時や登録時だけです。
Amazonから届いた「お支払い方法の情報を更新」をやってみた
実際に実験としてお支払い方法の更新リンクを踏んでみました。
はい、警告されました。Google Chromeはセキュリティで怪しいサイトをブロックしてくれるので安心です。
危険なのでここまでにしておきます。(2020/9/27 現在リンクに踏めなくなっていました。)
ちなみにIE(Intenet Exploler)は開発が終了しており、サポート期間が終わっています。
なのでこのような悪質なサイトをブロックしてくれない可能性があるので、別のブラウザに移行することを強くオススメします。
【まとめ】被害に遭わない為の対策5選
対策①送信元を確認する
見に覚えのないメールや情報を入力させるメールなどは詐欺の可能性が高いです。
まずはじめに送信元のメールアドレスを確認しましょう。
対策②メールアドレスをググる
詐欺メールの場合、ネット上では情報が出回っている場合があります。
そのため、メールアドレスを検索で調べてみると詐欺メールだとわかる場合があります。
対策③Gmailへ転送してみる
Gmailは非常にセキュリティに優れたメールソフトです。
悪質なメールはブロックしたり、注意喚起のメッセージを出してくれます。
対策④「カード情報やパスワードは登録時だけ」と覚えておく
基本的にカード情報を入力するのは、支払い時や登録時だけです。
カード情報を再入力する可能性があるのは、カードが新しくなっており決済が完了しなかった際や、そもそも登録時に間違っていたときです。
対策⑤サポートの切れたブラウザやメールソフトは使用しない
IE(Intenet Exploler)は開発が終了しており、サポート期間が終わっています。なので使わないようにしましょう。
Google Chromeはセキュリティで怪しいサイトをブロックしてくれるので安心です。
メールについても、Windows Liveメールはサポートが終了しておりますので、別のメールソフトへの移行を強く推奨します。
色んな手口であなたの大切な情報をハッカーは狙っています。
今後も詐欺に引っかからないように、今回の記事を参考にして騙されないようにしましょう。
対策⑥セキュリティソフトを導入する
セキュリティはWindows10であれば、標準で搭載されています。
ただ、詐欺メールの対策などは有料のセキュリティソフトの方が優秀です。
心配な方や迷惑メールに困っている方は、セキュリティソフトの導入をオススメします。
【結論詐欺】Amazonから「お支払い方法の情報を更新」という不審なメールが届いたら無視する
色んな手口であなたの大切な情報をハッカーは狙っています。
今後も詐欺に引っかからないように、今回の記事を参考にしてアンテナを張っておきましょう。