作成日:2026年10月15日
(更新日:2026年10月15日)

こういった疑問に答えます。
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本記事のテーマ
会社でローカルAIを使うには?必要なパソコンのスペックと導入の進め方
記事の信頼性

300社ほどの企業のパソコンサポートを担当していました。
今ではパソコン修理会社を設立して、年間1,000台以上のトラブル対応を行っております。
この記事から得られる事
社内のパソコンの中だけでAIを動かす「ローカルAI」について、会社で使うメリットと注意点、必要なパソコンのスペックの目安、導入の進め方を紹介します。
この記事を読むことで、自社にローカルAIが向いているか、どのくらいのパソコンを用意すればよいかを判断できるようになります。
今回は会社でローカルAIを使うために必要なパソコンと、導入の進め方について紹介します。
・社内の資料や顧客の情報を、インターネットのAIサービスに入力するのが不安なとき
・会社でAIを使いたいが、どんなパソコンを買えばよいかわからないとき
・ローカルAIを試してみたいが、何から始めればよいかわからないとき
会社でローカルAIを使うには?必要なパソコンのスペックと導入の進め方
【前提条件】
・Windows11のパソコンでの利用を前提にした内容です。
・2026年10月時点の情報です。AIやパソコンの性能・価格は変化が早いため、導入の前に最新の情報を確認してください。
ローカルAIとは
ChatGPTやCopilotなど、ふだんよく使われているAIは、入力した文章をインターネットの向こう側にある会社のコンピューターに送って、答えを作っています。
これに対してローカルAIは、AIそのものを自分のパソコンの中に入れて動かす方法です。入力した文章がパソコンの外に出ないため、社内の資料や顧客の情報を扱いやすいのが一番の特長です。
| メリット | 注意点 |
| 入力した情報が社外に送られない | インターネットの最新のAIに比べると、答えの正確さや賢さは劣ることが多い |
| インターネットにつながっていなくても使える | AIを動かすための、性能の高いパソコンが必要 |
| 毎月の利用料がかからない(電気代のみ) | ソフトの入れ方や更新など、社内での管理が必要 |
ローカルAIに必要なパソコンの目安
ローカルAIを快適に動かすために一番大事なのは、パソコンの「グラフィックボード(GPU)」に付いているメモリ(VRAM)の量です。AIは大きいほど賢くなりますが、そのぶんたくさんのメモリが必要になります。
AIの大きさは「7B」「14B」のように、「B(10億)」という単位で表されます。メモリの量の目安は、次のとおりです。
| AIの大きさ | グラフィックボードのメモリ(VRAM)の目安 |
| 小さいAI(7B〜8B程度) | 8〜12GB以上 |
| 中くらいのAI(14B程度) | 12〜16GB以上 |
| 大きいAI(30B程度) | 24〜32GB以上 |
| とても大きいAI(70B程度) | 48GB以上 |
※AIのデータを小さく圧縮(量子化)して動かす一般的な使い方での目安です。長い文章を一度に読ませる場合は、さらに多くのメモリが必要になります。
グラフィックボード以外の部品は、次の目安で選びます。
- パソコン本体のメモリ:32GB以上(できれば64GB)
- 保存の装置(SSD):1TB以上。AIのデータは1つで数GB〜数十GBあります
- 電源:グラフィックボードの性能が高いほど電気を多く使うため、電源ユニットの容量も確認します
ローカルAI向けのパソコンの種類
ローカルAIに使われるパソコンは、大きく分けて次の3種類です。
| 種類 | 特長 |
| グラフィックボードを積んだデスクトップパソコン | 答えが出るのが速く、いちばん一般的。ただし、性能の高いものは電気代・音・熱が大きい |
| メモリを大容量で共有するタイプの小型パソコン・Mac | 本体のメモリ(128GBなど)をAIに使えるため、大きいAIも動かせる。答えが出る速さは控えめ |
| Copilot+ PC(NPU搭載のノートパソコン) | Windows11に組み込まれたAI機能を軽く動かすためのもの。文章を作る本格的なローカルAIには力不足 |
ローカルAIを会社に導入する進め方
いきなり高いパソコンを買うのではなく、次の順番で進めると失敗が少なくなります。
STEP1.使い道を決める
「議事録をまとめたい」「社内規程について質問に答えてほしい」など、何に使うのかを先に決めます。使い道によって、必要なAIの大きさが変わります。
STEP2.小さいAIで試してみる
ローカルAIを動かすためのソフトには、「LM Studio」や「Ollama」などの無料のソフトがあります。まずは今あるパソコンで、小さいAIを動かして、仕事に使えそうか試してみましょう。
STEP3.必要な性能のパソコンを用意する
試した結果、「もっと賢いAIが必要」「答えが出るのが遅い」と感じたら、上の目安を参考に、必要な性能のパソコンを用意します。社内の何人もが同時に使う場合は、1台のパソコンではなく、AI専用のサーバーを用意することも検討します。
STEP4.社内のルールを決める
AIの答えには、まちがいが含まれることがあります。「AIが作った文章は必ず人が確認してから使う」「どの情報まで入力してよいか」など、社内での使い方のルールを決めておきましょう。
以上で、会社でローカルAIを使うために必要なパソコンと、導入の進め方がわかりました。情報を社外に出さずにAIを使えるのは大きなメリットですが、パソコン選びと社内での管理がポイントになります。
自社に合ったローカルAI用のパソコンを選んでほしい、導入や設定を手伝ってほしいなどの場合は、お気軽に石川パソコン修理センターへご相談ください。
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